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施設概要

北海道博物館“森のちゃれんが”

森のちゃれんが

北海道博物館ロゴマーク

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北海道博物館“森のちゃれんが”は、2015(平成27)年4月18日に開館した道立の総合博物館です。120万年前から現代までの北海道を5つのテーマで紹介する総合展示室をはじめ、自然の不思議や昔の人の知恵などを体験しながら楽しく学べる「はっけん広場」などがあります。

北海道博物館は、エゾリス、クマゲラなどの希少な野生生物が生息する道立の自然公園「野幌森林公園」のなかにあります。周辺には開拓当時の建物を移築復元した野外博物館「北海道開拓の村」や、
公園のビジターセンター「自然ふれあい交流館」などがあり、大人から子どもまで、北海道の特色ある自然・歴史・文化を満喫できるエリアとなっています。

展示紹介

[プロローグ]北の南の出会い

_MG_9971北海道は日本の一番北側にありますが、太古の昔、北から渡ってきた動物にとっては南の果てだったかもしれません。
入口から入ってくると、床に広がる巨大な衛星写真の上を歩いて、見慣れた日本地図とは違った視点を体感できます。向かい合う2頭のゾウを見上げれば、北海道が、北と南の両方から来た生き物や文化が出会う場所なのだと実感できます。貴重な「忠類ナウマンゾウ」の本物の化石も展示しています。

120万年をタイムトラベル!
[第1テーマ]北海道120万年物語

館内写真第1テーマでは、およそ120万年前から、開拓が本格的に始まった19世紀のおわりごろまでの、北海道島とそこに生きた人々の歩みを紹介します。
マンモスゾウとナウマンゾウ、北の旧石器・縄文文化の特徴、オホーツク文化・擦文(さつもん)文化の担い手やアイヌ民族による交易活動、日本列島本州以南からの開拓移住など、北東アジアの一角に位置する北海道は、北から南からさまざまな動物や人・モノが往来し、出合う場所でした。そして、そのような地理的環境の中で、北海道独自の歴史や文化が形づくられてきたのです。

オリジナルアニメも初公開!
[第2テーマ]アイヌ文化の世界

館内写真アイヌ民族は、北海道、サハリン(樺太)、千島列島などをくらしの場として、さまざまな文化を育んできました。しかし、北東アジアへの日本やロシアなど進出が本格化し、日本による北海道の領有と開拓などが進められるなかで、その生活や文化は大きな打撃を受けます。
第2テーマでは、最初に「アイヌ民族の現在」をとりあげ、次に、くらしの道具、信仰、物語や歌などの伝承されてきた文化を紹介していきます。さらに近現代を生きるアイヌのすがたをとらえ、これらを通してアイヌ文化の世界を描きます。

なつかしい音や香りも体験!
[第3テーマ]北海道らしさの秘密

館内写真まず出迎えてくれるのは、昭和初期に吉田初三郎が描いた北海道鳥瞰図。明治期以降に大きく姿を変え、いまの北海道へと近づく歴史の一コマがよみがえります。
北海道独特の景観、海や大地の資源を活かし育ってきた数々のモノづくり、多雪寒冷な気候に適応しようと模索した生活スタイルなどなど、いまの北海道には「らしさ」がたくさんあります。第3テーマでは、産業やくらしなどの歩みをたどりながら、歴史に裏付けられた北海道を探してみましょう。

北海道の20世紀を語ろう!
[第4テーマ]わたしたちの時代へ

館内写真第4テーマでは、20世紀のはじまりから現代までの北海道の歩みを紹介します。
この時代、北海道の政治・経済、人びとのくらしは何度も大きな変化を経験しました。その延長に、現代の北海道があり、いまを生きるわたしたちがいます。この激動の時代がどのようなものか、そして人びとがどのように生きてきたか、できごとをたどりながら振り返ります。
これからの北海道を創るのはわたしたちです。過去に学びながら、多様な価値観や発言、取り組みに目を向けて、将来への可能性を探ります。

いろんな生き物をみつけよう!
[第5テーマ]生き物たちの北海道

館内写真明治以降のわずか百数十年、北海道の自然は、国内では例を見ないほど急激に変えられました。それでもなお、北海道には多様な自然環境があり、その中で多くの生き物たちが、食う・食われるなど、さまざなま「つながり」によって生きています。そのつながりは、わたしたちヒトにもおよんでいます。
第5テーマでは、現在の北海道の自然と、その中での生き物どうしのつながりを、ヒグマやエゾシカ、サケなど、生き物の視点で見てみます。そして、ヒトと自然の関係のこれからについて考えてみましょう。

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